今日もお疲れ様です。ざっくです。
今日は中小企業診断士がWebマーケティングを習得するメリットについてお話をしたいと思います。
・中小企業診断士がWebマーケティングを習得するメリットってなに?
・中小企業診断士にとってWebマーケティングはどこで使える?
こんな疑問に、私の経験(公務員の立場から中小企業診断士を見た経験、中小企業の事業計画を作成した経験、Webマーケティングを学んだ経験)からお答えできればと思います。
私自身、まだまだWebマーケティングを勉強中の身ではありますが、少しでも皆さんが「Webマーケティングを学んでみよう」と思えるきっかけになりましたら幸いです。
〈この記事の内容〉
中小企業診断士がWebマーケティングを習得すると…
・他の中小企業診断士との差別化が図れる
・中小企業の課題解決の提案の幅が増える
・中小企業のためだけでなく自身の副業や本業の営業ツールとして活かせる
結論からいうと、中小企業診断士がWebマーケティングを学ぶことで中小企業支援の幅が広がり、より付加価値の高いサービスが提供できるようになるメリットがあります。
これによって「Webマーケティングに強い中小企業診断士」といった差別化も図ることができると言えます。
また、それだけでなく自身が中小企業診断士として顧客を獲得する営業ツールとしてもWebマーケティングの知識やスキルは活きてくるのではないかと考えています。
それではここから詳しく話をしていきたいと思います。
〈そもそもWebマーケティングとは何か〉
具体的な話に入っていく前にまずは「そもそもWebマーケティングってなに?」という疑問に答えたいと思います。もうすでに「Webマーケティングを知っている」という方は読み飛ばしていただければと思います。
Webマーケティングとは「Web上で行うマーケティング活動」のことをいいます。
たとえば、Webマーケティングのひとつの例として、Webサイトを作成し、そこへの集客を通して販売促進やブランディングを行う活動があります。
どういった年齢、性別、地域の顧客が、どういった導線をたどってWebサイトにたどり着き、購入に至ったのか、そして、同じような導線をたどると見込まれる顧客に対しては、どのようなプロモーションなどをするのが良いのか、そういったことを考えながら実行していきます。
従来、店舗などで行っていたマーケティング活動をWeb上で行うもの、と考えていただくとイメージがしやすいかもしれません。
Webサイト以外にも、SNSや動画広告を活用したものなど、Webマーケティングには様々な方法がありますが、基本的には「Web上で行うマーケティング活動」と認識していただければよいかと思います。
〈なぜWebマーケティングなのか〉
・マーケティングにおけるインターネットの存在感が大きくなってきている。しかし一方で、具体的にどういった行動を起こすべきがわからずにいる中小企業がいる。
電通の調査によると、2021年のインターネット広告費は2兆7,052億円で、前年比121.4%となり、マスコミ四媒体(新聞、雑誌、ラジオ、テレビメディア)広告費(2兆4,538億円、前年比108.9%)を初めて上回ったとされています。
(引用元:株式会社電通「2021年 日本の広告費」)
また、経済産業省の調査によると、2021年の国内BtoC-EC市場規模は、20兆6,950億円となっており、対前年比で1兆4,171億円増加したとされています。
(引用元:経済産業省「令和3年度電子商取引に関する市場調査)。
このように、マーケティングにおけるインターネットの存在感は、目に見えて大きくなってきていると言えます。
しかし、このようにインターネットの存在感が増している一方で、私が話をしたことがある中小企業の経営者の方の中には、インターネットを通したマーケティングに関する課題を抱えつつも、具体的にどのような行動を起こしたらよいかわからないという方が少なからずいました。
これらを踏まえ、私は中小企業の課題を解決する方法の一つとして、今後Webマーケティングのスキルが中小企業診断士にもいっそう求められてくるのではないかと考えています。
〈中小企業診断士がWebマーケティングを習得するメリット〉
・他の中小企業診断士との差別化が図れる
・中小企業の課題解決の提案の幅が増える
・自身の副業や本業の営業ツールとして活かせる
私のこれまでの経験をもとに考えると、中小企業診断士がWebマーケティングを学ぶメリットは大きくこの3つになると考えます。
他の中小企業診断士との差別化が図れる
例えば、ある中小企業支援機関の相談窓口で「〇〇のことに詳しい専門家を派遣して欲しいんだけど、、」という問い合わせがあるとします。
このとき、受付の方からすると、専門家として中小企業診断士を選ぶとき「〇〇に強い中小企業診断士は誰か」と言った選び方をすることになります。
このように中小企業診断士同士の間でもどうしても競合関係が発生してしまい、その中で選ばれるためには、他人とは違う強みを持つ必要があります。こう言った際に、Webマーケティングのスキルがあると他の専門家との差別化が図れると思います。
中小企業への課題解決の提案の幅が増える
中小企業診断士が経営者と接点を持つ機会は様々あると思います。ひとつ例を挙げてみますと、例えば、補助金申請に向けた事業計画作成支援で接点を持ったとします。
事業計画を策定していく中で具体的な販路開拓の話になった時、Webマーケティングのスキルを持っていれば、新たにWebマーケティングの支援によって中小企業の課題解決に貢献することができます。
WebマーケティングはBtoBにおいても、 BtoCにおいても幅広く活用できるスキルです。このスキルを活かせば企業活動の多くの場面で提案の幅を広げることができるといえるのではないでしょうか。
自身の副業や本業の営業ツールとして活かせる
中小企業診断士として活動していくにあたって困るポイントのひとつに「営業」があると思います。会社のようにホームページがあるわけでもなく、なかなか名刺を配る機会もないため、そもそも何をやっている人なのか、を伝えることがとても難しいです。
そこで、Webマーケティングを学ぶ中で自身のホームページやSNSアカウントを作成すれば、簡単に自身の活動を発信できるようになります。
SNS上で案件を獲得したり就職先を見つけたりすることも、今では当然にありえますし、Webマーケティングを学び、自身でも活用することによって、副業や本業の稼ぐ力をさらに伸ばすことができるようになるといえます。
〈Webマーケティングの学び方〉
・「ウェブ解析士」などの資格を取る
・Webマーケティングに関係する本を読む
・ブログやSNSを実際に運用する
・Webマーケティング講座を受講する
Webマーケティングの学び方については様々な意見がありますが、私は上記の方法がいいのではないかと思っています。
「ウェブ解析士」などの資格を取る
「Webマーケティングに資格なんて不要」と言った意見もあるかと思いますが、まずは体系的に知識を学べる資格が1番取り組みやすいのではないかと思っています。
それに資格を取ることで自分に自信が持てますし達成感もあります。些細なことですがこういった点は資格ならではの良さではないでしょうか。
実際に私が「ウェブ解析士」の資格を取得した体験談も書いていますので、よかったらこちらもご覧いただけると嬉しいです。
【Webマーケティング】Web業界未経験の中小企業診断士がウェブ解析士を取ってみた
Webマーケティングに関係する本を読む
資格だけでなく本を読むことも大事だと思います。資格の勉強だけですと、どうしても実際の活用イメージが持ちにくい場合があります。
そう言った時にストーリー仕立てになっている本や、実際のケースを用いた実用書などを読むとWebマーケティングが現場でどのように生かされているかを知ることができるため、読んでみるのもいいかもしれません。
ちなみに私の個人的な意見では「沈黙のWEBマーケティング」「沈黙のWEBライティング」が楽しく読めてオススメです。
ブログやSNSを実際に運用する
資格や本、時にはセミナーに参加ながら勉強をしているとだんだんと「あれ?この文章、前も読んだな」「そういえばあの本でも同じようなことを言っていたな」となってくることがあるかと思います。
そう感じることが増えてきたら、次は実際にブログやSNSを運用してみて試行錯誤しながら学ぶことが大事だと思います。
インプットも大事ですがアウトプットもする事でより文字通りWebマーケティングを身につけることができるようになります。何より学んだことを活かせる場があることもモチベーションの維持につながってとてもオススメです。
今まで学んだことをもとに、自分で立てた仮説が立証できた時に感じる達成感は、何事にも代えがたいものですね。
Webマーケティング講座を受講する
これはまだ私も実践してはいないのですが、「次のステップに進むならこれかな」と思っているのがWebマーケティング講座の受講です。
今まで独学で学んできたことを、改めてプロの目線から学ぶことで新たな発見があるのではないかと考えています。
こういった講座はWebマーケティングの勉強だけでなく、Webマーケティング業界への転職のサポートをしているところもあるので、将来的に転職まで視野に入れている方はぜひ検討してみるといいかもしれませんね。
私自身もこのような講座を受けることがあったらまたブログでも共有したいと思います。
〈おわりに〉
以上になります。いかがでしたでしょうか。
中小企業診断士がWebマーケティングを学ぶメリットとその学び方について、私の考えを書いてみました。
私自身もまだまだ勉強中の身ですし、人によって自分に合う学び方はそれぞれだとは思いますが、何か少しでも参考になっていたら幸いです。
中小企業診断士を取った後、社会保険労務士を取ったり、行政書士を取ったり、中小企業診断士の資格だけで独立したり、選択肢は様々あるかと思います。
中小企業診断士として、ある意味「経営コンサルタントとしてのゼネラリスト」になれたので、次は自分の好きな分野でお金を稼ぐ、という観点で新しい道を見つけるのもいいかもしれませんね。
私の場合はたまたま「Web」や「解析」、「マーケティング」が好きだったのでこの分野にどっぷりハマってしまいました。
この記事が皆さんにとって自分の好きな分野に1歩踏み出すきっかけに少しでもなってもらえたら嬉しいです。
それでは、また。
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