<受かっているかどうかもわからない中で何を準備したらいい?>
今日もお疲れ様です。ざっくです。
令和3年度の中小企業診断士試験二次筆記試験が終わってもうすぐ約2か月になりますね。二次試験合格発表前の今の時期はとても微妙な時期だと思います。
・受かってる自信はないけど受かっていた時に備えてそろそろ準備しなきゃ、、、
・でもまだ受かったわけじゃないし本腰入れてやるにはちょっと、、、
・かといって何もやらずに後で「やっておけばよかった」となるのも嫌だ、、、
こういった心境になりがちな時期だと思います。
この記事を見に来ていただいたあなたも、もしかしたらそういった心境なのかもしれません。かくいう私も昨年度そうでした。
そこで今回は、そんな微妙な心境でもあまり根詰めずにできる「合格発表前の口述試験の準備」について、私の実体験を踏まえてお話ししたいと思います。
<この記事でわかること>
・二次試験合格発表前のやる気が出ない時期でも始められる準備がわかる
具体的な準備は以下の3つ。
①無料で配信されているオンライン口述試験対策セミナーを流し聞きする
②予備校などの口述試験模擬面接の申し込み予約開始日を確認する
③事例Ⅰ~Ⅳの文章と設問を音声で録音する(通勤や移動の時間に聞く用)
これらを準備しておくことで二次試験に受かっていた場合にすんなりと口述試験の準備ができるかと思います。
それではここから詳細についてお話していきます。
<そもそも口述試験ってどんな試験?>
具体的な内容に入る前にまず口述試験について少しふれておきます。
「口述試験がどんな試験かは知ってるよ!」という方はこの部分は飛ばしてください。
簡単に言うと口述試験はこんな試験です。
【口述試験の内容】
・試験官2人に対して受験生1人の面接形式。
・試験時間は10分程度。
・試験は二次試験の事例Ⅰ~Ⅳの企業から2社がピックアップされ、
それぞれ2問ずつ質問を受ける。
・過去の合格率はほぼ毎年99%以上なので基本的には合格できる。
※あくまで私が受けた令和2年度の実体験なので実際は異なる可能性があります。
最後の「過去の合格率はほぼ毎年99%以上」という部分は安心できる反面、「これで自分が落ちたら。。」と不安になる部分でもありますよね。
ある意味落ちた方が希少価値が高いような気もしますが、できる限りそうならないよう今回の記事で準備を進めていきましょう。
<最終的に口述試験対策はどんなことをやるの?>
私の場合は最終的に以下の3つを口述試験対策として行いました。
【二次試験合格後に私が実際に行った口述試験対策】
①2社の口述試験対策セミナーを受講(TAC様、ふぞろい様)
②各予備校が配布している想定問答集を入手して回答を用意
③3社の口述試験模擬面接を受講(TAC様、ふぞろい様、LEC様)
※ふぞろい様はセミナーと模擬面接が一体となったものでしたが便宜上別々に記載しています。
ただここまで本格的にやるのは合格がわかってからでいいかと思います。今回の本題はこの前段階の準備になります。
<合格発表前のやる気が出ない時期でも始められる準備>
前置きが長くなりましたが、それではここからが本題です。
「やる気が出ない時期でも始められる準備」の各項目について説明をしていきます。
①無料で配信されているオンライン口述試験対策セミナーを流し聞きする
口述試験対策に関しては各予備校から口述試験対策セミナーがYOUTUBEなどで無料配信されていることがあります。
まだまだ身が入る時期ではないのでガッツリ見なくても大丈夫かと思います。
移動時間や通勤時間、もしくは家事の時間に流し聞きするだけで少しずつ気持ちの準備が整ってきます。
正直、私はこのセミナーを流し聞きしたとき、自分があまりにも準備できてないことに気づき焦った記憶があります(笑)。いい意味で焦らせてくれるものになるかと思います。
②予備校などの口述試験模擬面接の申し込み予約開始日を確認する
各予備校では口述試験対策として模擬面接を用意しているところが多数あります。
有料のものもありますが面接に慣れるという意味でも少なくとも1回はやっておいた方がいいと思います。
ただこちらは人気が高く「模擬面接どうしようかな、受けようかな、やめようかな」と迷っているとすぐに定員に達してしまい、結果的に模擬面接ができなくなってしまう可能性があります。
当時の私の肌感覚ではありますが、申し込み予約開始日の2日後くらいにはもう枠が埋まってしまっていたような気がします。
そのため、自分はどこの模擬面接を何社くらい受けようかあらかじめ目星をつけて、それぞれの予約開始日を確認しておくことをお勧めします。
そして予約開始日になったらすぐに予約を取りましょう。
ちなみに私は心配性だったので模擬面接を3社受けていますが、実際には2社くらいでいいかもしれません。
③ 事例Ⅰ~Ⅳの文章と設問を音声で録音する(通勤や移動の時間に聞く用)
こちらは好みが分かれるところなので全員におすすめ!というわけではありません。
先ほどの口述試験の内容のところで説明しましたが、口述試験は「事例Ⅰ~Ⅳの企業から2社がピックアップされ、それぞれ2問ずつ質問を受ける」ものになります。
これはすなわち「事例Ⅰ~Ⅳの企業の実態をすべて頭に入れておかなければならない」ということになります。
しかし、二次試験終了後からだいぶ日が空いてしまっているため、各事例の企業の実態が記憶から消えているのではないでしょうか。
そのためこれらの記憶を自身の頭に再び呼び起こす必要があります
もちろん一字一句覚える必要はありませんが、強み、弱み、課題など経営分析をする上で必要となってくる情報は押さえておくことが必要になってきます。
そこで、合格後に移動時間や通勤時間にひたすら事例Ⅰ~Ⅳの文章と設問を聞いて、企業の実態を覚えるために、各事例の文章と設問を録音しておくと、後々便利かと思います。
私は口述試験まで毎日、通勤時間にこの録音を聞いていました。ただこの単純な録音作業に意外と時間がかかったので、時間に余裕があるうちにやっておくことをお勧めします。
少々長くなりましたが、今回はこれで以上になります。
<おわりに>
私の実体験をもとに合格発表前の時期でも始められる準備をお話しいたしました。
私は人よりも心配性で優柔不断なので、今回紹介したようなことを前倒し前倒しでやりましたが、「これくらいのことなら合格わかってからやれば十分間に合いそうだ」という方は焦って始める必要はないかと思います。
もし今回の記事が「年も明けて少し試験に向けてスイッチを入れたい。でもあまりやる気は出ないし、何をやったらいいかもわからない」という方のお力になれば幸いです。
それでは、また。
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